18.1.31 43日目 ラオス パクセー→カンボジア シュムリアップ

朝8時。宿に迎えが来てくれた。
今日こそカンボジア、首都プノンペンへ。


最後こそこんな感じだけど、ラオス素晴らしい国でした。
大自然とのんびりした空気感で。
何も無いが凄い良かった。
ザワザワ一切してないし、しつこい客引きもいない。ふっかけられることも少ない。
そしてご飯が美味しかった。
注文してから出てくるまでが凄い時間がかかって、きっと時間かけて作っているお店が多いのかなと。作り置きしてないというか。盛り付けも綺麗だし。
凄い良い国でした。


歩いて近くの旅行代理店に向かい、バスに乗る。
バスは満席。通路にもプラスチックの椅子を置いて座っている人もいる...。
カンボジア方面だけではなく、ラオス最南部の街に行く人も乗っている。
バスは2時間ほど走りながら各所に人を降ろしていく。

国境近くのバスターミナルで降りて、カンボジアに向かう人だけでミニバンに乗り換える。


ベンツ。ボロボロだったけど。

30分ほど走り国境へ。ミニバンは乗客を降ろすと帰っていった。
歩いて国境を渡るらしい。

ラオス側。


窓口に行くと欧米人が審査官と揉めている。
どうもスタンプ代2ドルがかかるらしい....。
調べた時にはそんな情報無かった....。

欧米人も聞いてないぞ!!!ふざけるな!!!
と怒鳴ってる。

審査官は、じゃあスタンプ押さないからいいよみたいな感じ...。
みんな渋々2ドルを払う....。

国境には、乗ってきたバンの人以外見当たらない....。
他のバスや、出国者もいない...。
マイナー国境と呼ばれるやつなのだろうか...。
今までの国境は混雑してたし...。

出国して徒歩でカンボジア側へ。暑い。
荷物全て持ちながらなので汗だくになる....。
途中に境界線とか看板も無かった。

カンボジア側。


受付に行くと、また欧米人が揉めてる....。
何かがダメだと言われ、2ドルかかるという。

何事か聞くとイエローカード(黄熱病の予防接種を受けたことを証明するカード)が無いと2ドルかかるという。欧米人達も自国で予防接種を受けてカードを持っているが、そのカードはカンボジアでは認めていないという....。
試しに俺が持っているタイのイエローカードを見せると、タイのはOKだからお金は要らないという......。

なんだそれ....。そりゃ欧米人も怒るよ....。
だいたい予防接種受けてなければ2ドルかかるとか意味不明だし....。何の解決にもなってないし....。
カンボジアはイエローカードが必要とも聞いてないし....。

その後申請書類を書き、35ドル払い無事ビザも取れて入国。


国境を抜けると小さな商店があってそこで乗り換えを待つ。
待っている間に朝から何も食べてないので昼食。


いつバスが来るかも分からないのでカップ麺。
1ドル...。高い....。

バスが来て1時間ほど入った所でまた乗り換え。
乗ってきたバス。


ここで2時間も乗り換えを待った....。
周りの人も文句言ってる...。


やっと乗り換えのバンが来た。
みんなの話しを聞くと、俺以外はアンコールワットのある西部の街、シュムリアップに向かうらしい。
プノンペンに行くのは俺だけ。

乗り場の人にプノンペンもこのバン?
と聞くと、
「そうだ、これに乗ってお前だけ途中で乗り換える。」
と言われた。地図を見るとたしかに途中まで道が一緒だった。

バンは席の間が恐ろしく狭く、席の下に荷物を詰めるので
足が下に伸ばせない...。全員体育座りで乗る....。
凄いキツい....。

3時間ほど走った所で、地図を眺めながら何となくおかしい事に気づく。
どう考えてもシュムリアップに向かってる...。

ちょうど休憩で車が止まったので運転手に聞くと
「は??お前プノンペンなの??マジ??」と言われる...。
そういうパターンか.....。

どうにかならないのか聞くと
「無理だよ。シュムリアップ向かってるもん。明日の朝シュムリアップからプノンペンにタダで乗せるからダメ?」と言われる...。
ダメだよ...。

ただえさえ前日1日無駄にしてて、タイに戻る予定もある中で、もう1日無駄にするとさすがにプノンペンとシュムリアップ両方は回れない...。
プノンペンではこの先のビザも取りたいから数日滞在しないといけない...。
シュムリアップを先延ばしにしたところでプノンペンだけにそんなに居たくない....。

車に戻り、あれこれ考えるも諦めるしかない。ちゃんと運転手にも確認しなかった俺のせいだ。

まぁ別にシュムリアップでいいや。シュムリアップ行きのがバス代高かったし儲けた。
その先のことはシュムリアップ見てから考えようと思った。こんなの仕方ない。

バンに乗り換えてから6時間。深夜23時半。
真っ暗なシュムリアップのバスターミナルに着いた...。

パクセーの時もだが、シュムリアップの事をまったく調べていない....。
ましてや夜中。中心地から離れたどこかまったく分からないバスターミナル....。
そして明かりがほとんど無く真っ暗....。

同乗者達はどんどんトゥクトゥクを捕まえてホテルに向かう。
これマジでヤバいと思い、必死にトゥクトゥク捕まえようとしていた韓国人と欧米人カップルに話しかけて同乗させてもらう。
どうも安宿街はダウンタウンにあるらしい。

韓国人は予約したホテルに泊まるという。
欧米人カップルは予約してないが調べてある安宿に向かうという。
頼んで一緒に連れて行っていってもらうことに。
良かった....。なんとかなった....。
ダウンタウンまで一人2ドル。

ダウンタウンの中心で降りてATMに寄り、カップルと歩いて向かう。
彼氏はアメリカ人。彼女はフィリピン人のカップル。
そして彼氏の方は同志社大学に留学経験があって京都に住んでいたらしく日本語が喋れる。めちゃくちゃありがたい...。
喋れるといっても凄い片言だけど。会話の半分以上が、ソウダネとワカッタヨだけど。
ただ英単語と混ぜればちゃんと会話が出来る。
しかも同い年。凄いありがたい。

歩いて20分ほどの所にカップルが目当てとしている宿があるらしい。
めちゃくちゃ安いらしい。

行ってみるとその場所には宿は無かった...。
しかも街灯も人通りも無い、野良犬がたくさんいる危ないエリア...。
近くに他の宿も無い...。

危ないのでもう一度中心地戻り、他の宿を探すことに。
ただこの時点で深夜1時半。疲れ切っているのでトゥクトゥクで戻る。3人で5ドル。

中心地に戻ると宿はたくさんある。
一カ所入ってみると、1泊6ドルだという。
すると彼女が高い!!嫌だ!!と言う。
6ドルだったら相場では...?とも思いつつも、俺はここでもいいけど他を一緒に探そう言い、再び探す。

あまりにも全員空腹のため露店で夕食。深夜2時。


野菜チャーハン。2ドル。
この日初めてのまともな食事だったので、凄い美味しかった...。

歩きながら彼氏と話していると、彼女が何か言ってる。
見てみると、宿の看板で1泊3ドル。

すげぇー。
宿も綺麗で何も文句が無いところ。
このカップルについてきて本当に良かった。

風呂に入ってから、部屋でカップルと話していると、明日はゆっくりして明後日トゥクトゥクをチャーターしてアンコールワットを回るという。
アンコールワット周辺は遺跡がたくさんあって、トゥクトゥクをチャーターするのが一番良いのは知っていた。
ただ1人でチャーターするには高すぎるので困っていた。
ダメもとで一緒に行っていいか聞いてみたら、二人とも全然良いよと言ってくれた。
デートじゃないの?ホントに良いの?と聞いても、良いよと言ってくれた。
シェアした方が安いしね、とも。
本当にありがたい。本当に良かった。


朝方就寝。



















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