18.2.22-23 65日目66日目 ミャンマー ヤンゴン→バガン

2月22日

一昨日に続き二回目の病院のお手伝い。

宿で朝食を食べて、支度をしようと洗面所に行くと水が出ない。
断水らしい...。風呂もトイレもストップ。困った。
1時間で直ると言われたのでのんびり待つしかない。

ミャンマーは停電も断水も多いらしい。特に今は乾季なので仕方ない。
しかし1時間以上待っても直らない....。このままでは病院に遅れてしまう....。
そして今日中に洗濯しないと明日着る服が無い....。

困ってお母様に連絡すると病院があるエリアは問題無いからおいでと言っていただいた。
そのまま向かい、お風呂と洗面台をお借りした。ありがたい。
そして洗濯もしていただいた。本当にありがたい。

そして昼食もいただいた...。本当に助かりました。


お好み焼きとおにぎり。最高です。



準備して病院へ。
今日は心臓マッサージ講座。
資格を持っていない看護師も多く、心臓マッサージのやり方を知らない人も多いらしい。
また正しい知識を持ってない方も多いそう。学校でも習わないらしい。

AEDの使い方を授業して。


AEDが無い場合の心臓マッサージのやり方を授業。
日本でよく見るマネキンの人形は高くて買えないらしく、抱き枕に服を着させて代用。
マッサージのスピードや、患者が子供や赤ちゃんだった場合などの説明。


俺の今日の役目は写真撮影と、突然倒れて心臓が止まってしまった人の役。
ベンチに座り、突然苦しそうに倒れる。生徒さんは周りに助けを呼び、俺の心臓をマッサージする。
1人だけ力が強い人がいて怖かった。まさかミャンマー人の看護師さんに心臓を揉まれる事になるとは思ってもみなかった。


全員に揉まれ一回目の講座は終了。

お茶をいただき休憩し夕方から2回目の講座。





2回目は怖かったので通訳さんに、揉むふりにして下さいとみなさんに伝えてくださいと言った。
全員に揉まれて終了。


その後は今日もミャンマー語教室に参加させていただいた。ミャンマー語は諦めているのでミャンマーのこと教室。

ミャンマーで一番最初に気になるのがタナカ。顔を白く塗っている人が多い。
日焼け止めや美容効果があるらしい。タナカは木らしい。
ここまでしか知らなかった。

タナカの木で使う部分は木の皮で、中心の部分は捨てるそう。
木を石臼で水と一緒にひいて白い液体を作り塗る。

男の子は12歳ぐらいまで。女の人は大人になると薄くファンデーションのように塗るらしい。塗っていないように見えていた女の人も実は薄く塗っていた。
年配になるとまた濃く塗りだして、匂い付きのものを好むらしい。

塗り方や模様も地域によっていろいろある。
木は北部産の物が皮が固くて人気らしい。

30cmぐらいの木で2ヶ月ぐらいはもつそう。
3日に1回ぐらい液体を作るらしい。

ヤンゴンなどの都会ではタナカ離れが進んでいるそう。
外国から質が良く、安い美容液や化粧品が入ってきているからだそうだ。

こんなにタナカを知れると思わなかった....。
たまたま看護師さんが持っていたタナカの木。
看護師さんは鞄の中に入れていた。


個人的に街角で気になっていて写真を撮って先生に聞いたのがこれ。
道端で山程売っている。食べ物なのだろうけど、焼くのか、そのまま食べるのかも分からない。



ミャンマーは関係無く、中国の甘い餅だという。
だからチャイナタウンで山程売っていた。焼いてもいいし、そのまま食べてもいい。
旧正月に食べるものだからそこらじゅうで売っていた。
ただ、中国には無く、ミャンマーのチャイナタウンにしか無いらしい....。


その後先生はミャンマーの歴史と種族の移り変わりを、ミャンマーの地図を書いて説明してくれた。
先生の話しを聞いて種族の違いを知った。ミャンマー人でも肌の色や骨格が微妙に違う。
説明されてからミャンマー人を見るとすぐ種族が分かるぐらい確かに違う。

言語も種族で違うそう。共通言語のミャンマー語はみんな話せるが、各々言語があるらしい。

歴史の話もとても面白かった。俺はここまでタイのアユタヤ遺跡もカンボジアのアンコール遺跡も見てきた後だったから、関係性も知れてとても面白い。


そこからインパール作戦の進行を説明してくれた。当時のことやその後のことも。
先生に言われるまでインパール作戦がミャンマーも舞台であったことを忘れていた。
先生は、きっとこの先君はヤンゴンから北部に進むだろうから、その進路が当時の日本軍の進路だよと説明してくれた。
というか俺はミャンマーに来るまでビルマという国は無くなった国だと思っていた。
ミャンマー人にとってはミャンマーでもビルマでも、呼ばれる名前はどっちでもいいらしい。


そのあとはバガンの歴史と旧市街地や周辺の説明をしてくれた。
ガイドブックには載っていないような事を。
バガンはミャンマー、ビルマの発祥の地。ミャンマー人が大切にしている場所をいくつも教えてくれた。


ありがたい授業だった。
凄くたくさんのことを教えていただいた。



授業のあとはこの日も夕食をご馳走になった。


ほうとうと焼肉丼。めちゃくちゃ美味しかった。
麺がうどんしか手に入らないからと言われたが関係無かった。


お母様と会話をしていて明後日以降の話になった。
俺はヤンゴン観光がまだなので、ヤンゴンを観光してから北部を回ろうと思っていた。
お母様は土日がお休みらしい。話はすすんで土日で一緒にバガンに行くことになった。
お母様はお仕事だし、まだヤンゴン以外に行ったことが無いそう。
俺はヤンゴンにはまた戻るのでその時に観光すればいい。
バガンで一泊したのち、お母様はヤンゴンに戻り、俺はそのまま北部を周遊すればいい。
俺も遺跡巡りは一人より誰かと行った方が楽しいので嬉しい。

明日の夜のバスでバガンに向かうことになった。
この日もたくさんお酒をいただき、宿に戻り就寝。








2月23日

宿で朝食を食べて、荷造りして、5泊したヤンゴンの宿を後にする。
断水した以外はとてもすごしやすい宿だった。カプセル型は気が楽だ。



荷物を持って病院へ歩いて向かう。汗だくになった。
荷物を夜まで置かしていただく。

書類作成のお手伝いを少しして、昼食でたくさんおにぎりをいただく。ありがたい。

その後、今夜のバガンへのバスチケットを買いに向かう。
歩いて片道45分。ヤンゴン中央駅北口のバスチケット売り場へ。
たくさんのバス会社のオフィスや代理店が並んでいる。ただなぜかこの建物、国立競技場の一部。建物の裏はグラウンド。


数軒回り、一番いい時間帯で一番安いチケットを探す。
バガンはそこまで遠くはないので、19時発とかを買うと着くのが朝4時になってしまう...。
なので空いていて一番遅い出発の21時発を購入。それでも着くのは朝5時半。
ちなみに最終は21時半発。なんで23時発とか無いのだろうか....。早朝に着いてもみんな困るだろうに.....。


病院に戻りシャワーをお借りして、お仕事が終わった19時にバスターミナルへ出発。
路線バスで1時間程。200チャット、20円。
ヤンゴンの夜は渋滞が凄かった。


バスターミナルに到着して夕食。


豚肉のチャーハン。2500チャット。250円。
このチャーハンとても美味しかった。

チャーハンばかりだが、ミャンマーのメニューには写真が無い。
英語表記でも、大雑把な名前で想像しづらい。
ミャンマーでは肉が高級品らしく、チャーハン、ヌードル、焼きそば以外のメニューが凄い高い。
というかそもそもメニューの種類が多くなく、チャーハンは間違いなくある。
なのでミャンマーはより食べるのがチャーハンに偏ってしまう。仕方ない。


バガン行きのバス。
8時間半程の移動で14200チャット。1420円。
ここまでのバスを考えると高い。ヤンゴンーバガン線は外国人路線なので仕方ない。


VIPでは無い4列シートを選んだから期待して無かったのに、凄い広い。
シートがベッド並のフラットになるし、凄いフカフカ。


テレビ付いてて映画が見れる...。USB充電も出来る。飛行機みたい。


またご飯出た。


パンとチーズケーキ。いつもよりは高級感がある。


しかもコーヒーまで出た。



今までで1番高級なバスでした。
バスの中で就寝。





















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