18.4.26 128日目 中国 成都
朝8時に起きてカップ麺を食べる。
13時に起きたらちゃんとお腹が空いていた。

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朝から起きたのはいいけど、予定していた行きたかった場所に基本的には行けないことが分かったため、何もやる気が起きない。
やる気が起きないというか、ひとまず何もしなくてもいいのかもなという気持ちが強い。
夜行で張家界から楽山に行き、1泊だけして成都に昨夜来た。その前は武陵源と天門山で3日間、山ばかり歩いていた。思えば1か月前にベトナムに入ってから、ベトナムビザが2週間、その後中国ビザが15日間のため、1か月間観光と移動だけを毎日繰り返していた。
遊んでいる毎日だし、好きなことをしている毎日だけど、一度どっかで止まりたい、一回整理したいと毎日思っていた。
中国ビザの延長が取れたら30日の延長になるから、取れたら一回止まろうと思っていた。
正直、成都からの考えていた道が全て消えて、のんびりしちゃおーと思う気持ちがほとんどだった。
カップ麺食べてから再び寝た。寝ては起きて、寝ては起きて、13時まで寝た。
武陵源に入った2日目からずっと筋肉痛だった。体はしっかり疲れていた。
東南アジアでもグダグダ寝ていたことはあった。ただ今日は今までと違った。
後ろめたさが無かった。
13時に起きたらちゃんとお腹が空いていた。
ご飯を食べに宿から3分の定食屋へ。
近くの他のお客さんが食べていたのが美味しそうだったから、俺もこれくださいと指をさした。
卵焼きが乗ったヌードルとご飯。ヌードルが10元、ご飯2元、200円。
美味しかった。とっても美味しかった。
たぶん中国に来て初めて、お店のおばちゃんが一目で俺が外国人なのに気づいてくれた。
お互い言葉は分からない中、何が食べたい?と優しく聞いてくれて、指さすと、辛さはどうする?と調味料を指さしてくれた。ちょっとだけとジェスチャーするとOKと言ってくれた。そこに座って待っててと言われた。何からなにまで優しかった。
全部中国語なんだけど、全然違う。分かるし聞いてくれる。たぶんみんなどこのお店の人もそうなんだろうけど、とても分かりやすく優しかった。
一度宿に戻り、お金をおろすため再び外へ。
入国2日目に桂林でおろしたお金が無くなりそうだった。手持ちは400円を切っていた。
桂林で1時間探してやっと見つけておろせた中国銀行が近くにあるそうなので向かう。
着いてATMに行くがおろせない…。
その後、他の銀行に片っ端から行くがどこもおろせない。
3時間、宿周辺を探すが、どこもおろせない。
途中で並んでいたATMの前のヤツが30分間ATMを使い続けて、ひたすら待ったあげくおろせないというのもあったけど。
途中路上で麻雀をやっていた。
本当に牌がデカい…。捨て牌も大雑把…。
ルールが日本と違うと言うし見ていたかったけど、ATMを探さなきゃだった…。
夕飯分ぐらいのお金ならあるからまた明日探してもいいと思い、一度宿に戻る。
宿でも両替をやってくれるそうなので問題は無いが、手持ちの米ドルを替えたくなかった…。
部屋に戻りなぜここまでダメなのかカード会社のHPを読み返すと、俺のミスだった…。
最近カードに入金した金を、おろせるように変更して無かった…。
すぐに変更して、再び中国銀行へ。
すぐにおろせた…。無駄すぎる3時間をすごした…。
一度宿に戻り、もう数日は成都にいそうなので再び洗濯。
思い切って、サブバッグを洗ってみる。普段貴重品などを入れているバッグなためずっと肌身離さず持っているバッグ。
買ったのが3ヶ月前のタイのチェンマイなので、そこからずっと汚れてきた。
ミャンマーではコーヒーをこぼして染みになっていたし、ずっと汗は吸っていたし、あちこち汚い場所に置いてきた。ずっと洗いたかった。
それと洗面用具入れも洗う。これは最後に洗ったのがバンコク…。2ヶ月前。
使ったらベッドで乾かしてはいるものの、濡れたままバックパックに入れて移動することも多かった。
洗えて良かった。環境の整っている過ごしやすい宿に数日滞在してこういうことをやるのは気持ちいい。
メインのバックパックもそろそろ洗いたいけど、さすがに相部屋では中身の荷物を置く場所が無くて無理だった…。
その後、昨夜と同じ定食屋で夕食。
背骨面と白飯。10元と2元、200円。
成都のどのお店にもメニューにあるこれ。気になったので。
牛の骨肉なんだろうけど、ほとんど骨。細かい骨も多い。
ただ美味しかった。このお店安いし美味しい。
夕食を食べて宿に戻る。
夕食食べに外に出かけるときに、宿の入り口でお酒を呑んでいる日本人二人組に気づいた。
宿に戻った時に話しかけた。少しでも情報が欲しかった。
起きてから1日中考えていた。
延長ビザを取ったものの、成都に来た目的の九寨溝、黄龍、チベットがダメな今どうしていいか分からなかった。
この3つをいつか再び準備をして成都にまた来るか、そもそも諦めるかで迷っていた。
だいたいこの先、違う国で九寨溝の予約とチベットの申請が出来るかよく分からなかった。
そしてこの先のこと。
2週間後に台湾に向かう。
その2週間をどうするか。
ひとまず成都でグダグダして成都名物のパンダでも見て、西安に抜けるか。
ただそれだと日数が余る。南部に出て香港か上海か岩龍に行くか。
思い切ってモンゴルに一度行くか。
ただそれだと日数に不安がある。西安に行くタイミングも分からない。
もう一度中国を調べて行きたい場所を追加するか。
一度諦めた、麗江に行くか。
それともう1つ気になっていた、東チベット。
東チベットというエリアがあるのは何となく知っていた。ただチベットと何が違うのか、hi東チベットもチベットなんだから許可証が必要なのでは?とまったくよく分からなかった。
東チベットをなんとなく調べても情報が少ないうえ、エリアが広すぎてよく分からない…。
ひとまず情報が欲しかった。誰かに成都からどう進むつもりなのか聞きたくて二人にいきなり話しかけた。
すると二人のうち一人は宿の常駐日本人スタッフさん。
そしてもう一人は明日東チベットに行くという方だった。
お酒を呑みながら、自分も東チベットに興味があることを伝えた。
この宿に着いたときに、中国人スタッフさんから日本人スタッフがいることは聞いていた。
日本人の方がいるんですか?と聞くと、中国人スタッフさんから「え、知らないんですか?その人に会いに来たんじゃないんですか?」的なことを言われて不思議には思っていた。
この日本人スタッフさんは、成都のこの宿に常駐して、チベット行きの日本人の仲介役の方だった。みんなの許可証の発行や日程作りをしている方だった。
そしてもう一人はまさにその手配をしてもらった人だった。
色々な話しと情報を伺った。
東チベットは四川省内なので許可証は必要無いこと。
とても広いこと。
チベットの許可証の取り方、ルート、料金、状況。
みんな俺みたいに来ればなんとなかなると思っていて挫折している人が多いこと。
そして年々行く若者が減っていること。
簡単では無いこと。
成都がチベットの玄関口だとは聞いていた。
ただそれがとても疑問だった。
こんなに広い中国やチベットで、成都だけが玄関口で有名なのがよく分からなかった。
ただお話を聞いてなんとなく分かった。ルートが少ない。
そしてこんな言い方は失礼だけど、いらっしゃるんだこういう方が。
RPGじゃないけど、ここが玄関口で、評判がいいからと選んだこの宿に、たまたま話しかけたこの方が、入り口なんだ。俺みたいな人の。
明日行く方からは一緒に行こうよと誘っていただいたが、明日もこの宿を取ってしまっているし、バック洗っちゃったし、あまりに知識が無いし、調べてもいないのでお断りした…。
一緒に行きたかった…。
日本人スタッフさんに、2日ほど成都に滞在して調べてから東チベットに行こうと思うんですが色々教えてもらえますか?と聞いたら、「自分で調べて分からないことは教えるよ。全部は無理だよ。」と言われた。
それがとても嬉しかったし、感動した。
ここからはそういう場所。凄い楽しい。
何にも決まってないけど、なんとかなるもんだ。正解な選択かは分からないけど。
話し込んでいたら深夜1時。
明日東チベットに向かう方が何も食べていないというので二人で定食屋へ。
俺はビールだけ呑んだ。
再び色々話しを伺って、高山病の薬を3日分わけてもらった。
ありがたい。行く場所は4000mを超えるみたい。
宿に戻り就寝。
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