18.5.15 147日目 中国 厦門

朝ゆっくり起きて朝食食べて、厦門に来た目的の福建土楼を調べる。
福建土楼はたくさん数があり、世界遺産なので観光地化されている場所と、今でも現役で住居として使われている場所とあるらしい。
行くのに拠点になるのは竜岩市という所がメジャーらしいが、この厦門からも行けるという記事を読んだので、台湾から厦門に来た。

昨日厦門駅前で土楼の写真が飾ってある旅行代理店も見たので、厦門から行けるのは間違いないっぽい。
ただ例のごとく調べても情報が少ない。ネットは個人のブログがほとんどだし、古い記事も多い。
持っている地球の歩き方は載ってもいない。

調べても有名な土楼はたくさんあるらしい。
しかも名前が1つずつ付いているし、同じ場所でも呼び方が違ったりして、本当に何が何だかよく分からない
その中でも、バスがありそうで行きやすそうなのは、観光センターがあるらしい永定の高北土楼群。
そして南靖という場所にあるらしい田螺坑土楼群。
群だからその中にもたくさんあるし、近くにも有名な場所があるみたいだった。

また他の土楼群がある奥地の村へは、そこを拠点にしてバイクタクシーなどと交渉して向かうみたいだった。
そして永定と南靖の間もバイクタクシーをチャーターしなければならないみたいだった。


凄い難しいし、面倒臭い


そしてバスも片道3時間かかるため、向こうを出る最終バスが昼過ぎらしい。
朝から出ても、1つ以上見て帰るのは厳しい。


みんな個人で行く場合、現地の土楼で泊っているみたいだった。
ただ宿代が高い、風呂無い、Wi-Fiも当然無い、トイレが壺という環境らしい。
みんな土楼に泊ってみたいという理由から泊るみたいだが、環境は別にいいとしても個人的にそこまで泊りたいという気持ちはなかった。
またみんな泊った感想は、たくさん見ればいいという物でもなく、2日目からは飽きるらしい。どこも同じだと。


また個人的には丘など上の展望台から、上から土楼を見たかった。
ただ上から見て綺麗なのは南靖の方だが、土楼が大きかったりたくさんあるのは永定の方っぽい
また永定の方のツアーに参加しても上からは見えないらしい


もう何がなんだか分からないし、どうしたら正解なのかも分からないし、果たして厦門からちゃんとバスで行けるのかもあやふやだった

だいたい向こうで一泊するとなると、バックパックを背負って半日観光しないといけない。
風呂も無いしバックパックを持って行く必要も無い


そんな事を数時間悩んでいたら、1つだけ厦門からツアーで永定と南靖をツアーで回ったという人のブログを見つけた。
ただ記事は数年前のものだった。

しかも手配した旅行会社の場所まで書いてくれていた。厦門駅前で宿からも近い。
行く場所を永定と南靖に絞って、その旅行会社に向かってみることにした。

13時外に出てしばらく歩いた所で、携帯の充電がほとんど無いことに気づく
携帯がないとこれが見たいと写真も見せられないし、翻訳アプリも使えないので困るので再び宿に戻る。
携帯を充電しがてら小一時間寝る。

起きて再び外へ。駅まで歩く気力が沸かないぐらい外が暑いので、宿の前から路線バスに乗る。
1元。10分で厦門駅前へ。


ブログの情報をもとに駅前のホテルの中に入ると机だけの小さな旅行代理店があった。
机に座っていたのは、なぜか警備員の服を着たおじさんだった。
おじさんに、書いてきたノートと準備してきた翻訳アプリの画面を見せて、明日1日で永定と南靖に行きたいと伝える。
するとおじさんは、1日では無理。永定はそれだけのツアー。南靖もそれだけのツアー。両方行きたいなら2日に分けてそれぞれのツアーに参加するしかないという。
それだとお金がかかりすぎるし効率が悪すぎるので断った
ブログが書かれてから数年たっているので、そのツアーはなくなったということか
もしくはおじさんはただの警備員なのか。尋ねようがなかった


仕方ないので昨日見た厦門駅前の別の旅行代理店に行ってみる。
お店はおばさんが一人でやっていて、近所のおばさんとお茶を飲んでいる所だった。
お店のおばさんに同じように説明する。
ただおばさんは全力の中国語で質問してきて、何がなんだか分からない
必死に中国語が分からないことを説明する。
近所のおばさんと二人でどうにか俺のことを推測してくれて、伝わったみたいだった。


するとおばさんはパソコンで調べてくれた。
すると2つ行けるツアーがあるみたいだった。値段もブログで読んだのより少し高いぐらい。
内容もブログと一緒で宿までの送り迎え付きで、昼食も付くみたいだった。
そうすると個人で行くより絶対安い。

ただ、携帯番号が必要らしい
どうも宿まで迎えに来たときに電話で知らせるからみたいだった。
しかし携帯番号は持っていない
おばちゃんからすればスマホを持っているのに、番号が無いのが理解出来ないみたいだった。

宿の写真を見せて、朝からずっと待つとジェスチャーするが伝わらない
じゃあこの場所まで朝来ると言うと、お茶を飲みに来たおばちゃんにやっと伝わったらしく、お店の人に伝えてくれた。
なんとか不安は色々あるけど話しがまとまり、おばちゃんはどこかに電話をかける。
たぶん旅行会社。


すると電話を切ったおばちゃんは、南靖は行けないと言われる。永定なら行けると
パソコンで調べていた情報が古いのか、時期の問題なのか、明日満席なのかは分からない
明後日はダメかと聞いてもダメだと言う
どうしても諦めきれなくて、色々聞くが無理っぽい
するとお茶を呑みに来たおばちゃんの方が、道端の若者に片っ端から話しかけはじめる。どうも英語が喋れる人を探しているみたいだった。
凄いありがたいが、さすがに申し訳ないので諦める
お礼を言ってお店を出た。ただとても時間を使ってしまったし、振り出しに戻ってしまった。


お腹もすいたので遅い昼食。
旅行代理店の横のお店で。


牛肉面と半ライス。250円ぐらい。
美味しかった。


ご飯を食べて、お店の前でしばらく考える
正直中国で一番見たかった場所が土楼。
そのために台湾から厦門に来た。出来ればしっかり見たい。
ただ正解が分からない

もうこれ以上考えたり、代理店回っても仕方ない気がしたので、基本的には個人でバスで行くことにする。
現地に着いてから考える。風呂に入れないっていっても最悪3日ぐらいだし。
個人でバスに乗るなら明日の朝起きればいいだけだし。

一度宿に戻り、夜まで考えることにした。
部屋に戻るとまた寝てしまう

19時頃起きて、なんとなくもう一度夕食がてら駅前に行って、代理店で永定だけのツアーと南靖だけのツアーの料金や内容を見に行こうと思った。
昼は両方行くことだけを考えて、それしか考えてなかった。
気に入らなければ個人で行けばよかった。


出かける前に、土楼に行っている間バックパックを宿に置かせてもらえるかだけ、スタッフの人に聞こうと思い受付に行く。
その時に試しに、永定と南靖の両方に行きたいんだけどツアーはいい方法は無いか聞いてみる。

スタッフさんはスマホですぐに調べてくれた。
すると1日で2つ行くツアーがあった。内容も探していたやつと一緒。値段も一緒。
往復のバス、宿まで送迎、昼飯も付いて288元、4800円。個人で行くよりはずっと安い。
宿が手配してくれているから、バスも間違いなく来てくれる。
スタッフさんも明日朝自分も起きるから受付に来てくれればいいと行ってくれた。
その場で手配してもらって、明日の延泊もお願いした。

最初からこうすればよかった………
1日と散々悩んだ分無駄にした
ただ結果良かったのでよし。なんとかなるっぽい。正解かは分からないけど。

ついでとはなんだけど、明後日の厦門から北京までの列車の時刻も聞く。
張家界から成都までの時がそうだったけど、列車は絶対自分で調べるより中国の人に聞いた方がいい。
するとそれもすぐに教えてくれた。直通の列車があった。
チケットを手配しようか?と言ってくれたが、寝台の一番下の段しか予約出来ないらしい。
中段、上段が良ければ乗る直前に変更が出来るみたいことを言っていた
下段は値段が高いし、防犯面から中段以上が良かったし、予約してもらってもどうやって紙のチケットにするのかがよく分からなかったので自分で買いに行くことにした。

中国の駅は夕方までしかチケット売り場が開いてないと思っていたが、試しに聞くと厦門駅の売り場はまだ開いているという。
ここまできたら明後日北京に向かった方がいいのですぐに厦門駅に向かう。

再び路線バスに乗り厦門駅へ。


売り場は開いていて、無事に希望の列車の安い寝台の中段が取れた。
北京までは28時間移動で441元、7400円ぐらい。
28時間でも飛行機の半額なので仕方ない。


これで明後日には北京に行ける。
さっきまで悩んでいたことが一気に全て解決した。本当にありがたい。


路線バスで再び戻り夕食。


ノーマル水餃子とご飯。14元、230円。
美味しかったけど、辛いやつの方がよかった。

土楼も北京までも解決したので、宿に戻り北京市内の移動方法と宿を調べる。
北京市内の宿が恐ろしく高い

23時過ぎに就寝。



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